須賀川信金_ディスクロージャー誌2024
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1ごあいさつ皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より、須賀川信用金庫に対しまして格別のご愛顧とご支援を賜り、厚くお礼を申し上げます。 当金庫の業務内容、業況等につきまして一層のご理解を深めていただきたく、ディスクロージャー誌「2024 Disclosure須賀川信用金庫の現況」を作成いたしましたので、ご高覧いただければ幸いに存じます。 昨年度の日本経済を振り返りますと、ようやくコロナ禍からの回復を果たし社会経済活動の正常化が進んだことから、国内景気は緩やかな回復が続いております。 しかし、ウクライナやパレスチナなどをめぐる地政学的リスクの増大やインフレ抑制のため欧米の中央銀行の金融引き締めに伴う円安局面の長期化、中国経済の先行き懸念等不確実性が高い状況が続いております。また、中小企業を取り巻く経営環境は、人口減少・少子高齢化等の構造的問題や、円安の長期化による資源価格の上昇等により、依然として厳しい状況が続いております。 そのような中、日本銀行は金融緩和の姿勢は維持しているものの、マイナス金利の解除に踏み切ったことから、金融機関におきましては、引き続き日本銀行をはじめとする各国の金融政策や経済・金融の動向を注視し、適切なリスク・マネジメントに努めていく必要があります。 こうした環境の下、当金庫では、令和6年度を初年度とする、新中期経営計画「すしん『未来を拓く変革への挑戦』3か年計画」〜“すしん”の真価の発揮と地域の持続的発展を目指して〜」をスタートさせます。 その経営目標を「当金庫は、会員、お客さま、そして職員をはじめとする地域のすべての人の成長と幸せのために行動し、協同組織の地域金融機関として地域が抱える課題解決に貢献し、持続可能な地域社会を創る。」とし、事業者のお客さまに対しましては、「事業性評価の深化、伴走支援の推進」、個人のお客さまに対しましては、「生活設計支援・生涯設計支援」、地域に対する取組みとしましては、「面的支援による魅力と活気溢れる地域づくり」の3つの重要課題を掲げて積極的に取り組んでまいります。 当金庫は、お陰様で今年10月に創立110周年を迎えることができます。創業時の設立趣意書に謳われております「創業の趣意を体し、地縁性金融機関として、地域の発展に奉仕する。」という「基本方針」のもと、地域社会・地域経済の発展に向けて役職員一丸となり、地域密着型金融の取組みをさらに深化させてまいる所存でございますので、今後とも変わらぬご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。                                           令和6年7月理事長 伊藤 平男2024Disclosure

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