須賀川信金_ディスクロージャー誌2024
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CSRレポート業務レポート須賀川信用金庫からのお知らせ業務のご案内資料編理 事 会理 事 長常務理事常勤理事非常勤理事統合リスク管理部署総務部流動性リスク 主管部署ALM委員会資金統括部監 事 会常勤監事員外監事非常勤監事監 査 部オペレーショナル・リスク統括部署総務部(令和6年6月25日現在)信用リスク 主管部署審査部・資金統括部 金融の自由化、グローバル化、規制緩和等の急速な進展に伴い、金融機関を取り巻く各種リスクはますます多様化、複雑化しています。この様な状況の下、今後とも継続して地域の皆さまへ貢献していくためには、今まで以上にこれらのリスクを統合的に把握し、管理することが重要となってきております。当金庫では、経営全般に亘るリスク管理を徹底し、金融環境の変化に対応できる健全経営の維持に努めております。統合リスク管理に関する体系図192024 Disclosure 信用リスクとは、貸出先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランス資産を含む。)の価値が減少あるいは消滅し、約定通りの利息ないし元本の支払いが不能な状況に陥り、この結果として、当金庫が損失を被るリスクをいいます。 当金庫では、貸出案件の審査におきまして、財務状況、資金使途、返済原資、保全状況につき充分に検討を行い「量より質の貸出」を行っており、貸出資産の健全性を維持するため、貸出部門と業務推進部門を分離し、厳格な審査体制を取っております。また、企業財務分析システム、信用格付システム、不動産担保評価システム等の導入を行い、なお一層の審査の正確性を期しております。 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、保有する資産・負債(オフ・バランス資産を含む。)の価値が変動し金庫が損失を被るリスク、および資産・負債から生み出される収益が変動し金庫が損失を被るリスクをいいます。具体的には「金利リスク」、「為替リスク」、「価格変動リスク」が含まれます。 当金庫では、これらの各リスクに対応するため、ALM委員会を設置し経済・金利見通しなどを検討のうえ、ALM管理手法(資産・負債の総合管理)を活用し、運用・調達にかかるリスクの管理に取組み、より健全な資産・負債のバランス、収益体質の向上、管理体制の充実に努めております。 また、有価証券の運用については、中・長期の債券を中心として、安定的な収益確保に努めて、堅実な資産運用管理を行っております。 流動性リスクとは、運用と調達の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)と、市場の混乱等により市場において取引ができなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)をいいます。 当金庫では、余資運用基準・余資運用細則に基づき、資金調達、運用方法、期間バランス等を検討し、資金の流動性を確保しつつ、信金中央金庫預け金等支払準備資産の管理に万全を期しております。 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員活動若しくはシステムが不適切であることまたは外生的な事象により損失を被るリスクをいいます。具体的には事務リスク、システムリスク、法務リスク、人的リスク、有形資産リスク、風評リスク等をいいます。 当金庫では、オペレーショナル・リスクに関する組織、事務分掌および職務権限等を定め、総合的な管理体制を構築することによって、健全性の確保と収益性の向上を図っております。常勤理事会リスク管理委員会市場リスク 主管部署資金統括部信用リスク市場リスク流動性リスクオペレーショナル・リスクリスク管理の体制

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